免疫療法をいろいろ調べて

免疫療法と初めて聞いたときは、正直、民間療法の一種かと思っていた。だが、いろいろと調べてみたら、全国のさまざまな病院でこの免疫療法をしている事がわかった。そしてガンなどを難しい病気から回復している人もいっぱいいるそうだ。しかし、この免疫療法は、医師じゃなくても行うことができる。そう、やはり民間療法なのだ。しかも悪徳なところもあるようだ。できれば、きちんと医師しか行うことができない療法にしてもらいたい。
「胃がん」は、がんの中でも「肺がん」に次いで二番目に多いがんとなっています。またこの胃がんは非常に症状がなく、初期症状がわかりにくいため、早期発見が非常に難しいがんと言えます。胃の働きというには日常生活に於いても大切な役割を担っています。しかし胃がんになってしまったからといってあきらめることはありません。治療もありますし、早期発見する方法もあります。
TBSドラマ『ヘブンズ・フラワー』の主題歌に抜擢されたamazarashiの「アノミー」が、3月16日に遂にリリースとなる。amazarashiは、その刺激的で根源的な歌詞と独自のサウンド、ヴォーカルで大きな話題になっており、類するバンドが見当たらないほどの個性を放つアーティストだ。

この新作であり問題作「アノミー」の世界を広くリスナーの皆さんに紹介するために、4人のライターによるレビューをお届けする。この唯一無二のamazarashi「アノミー」をライター陣はどう読み解いたのか。amazarashiを知る一助になれば幸いである。

   ◆   ◆   ◆

「ワンルーム叙事詩」がリリースされてから、わずか4ヶ月のうちに、amazarashiの新作が発表されると聞いて、リリースの早さに驚いた。「ワンルーム叙事詩」が、あまりにも濃密で、作者である秋田ひろむの骨身を削ったような作品だったからだ。彼の紡ぐ言葉には、聴き手に対する媚びは一切ない。ただひたすら、日記に文字を綴るように、自分と向き合う。「こんなことを書けば共感してもらえるだろうか?」なんて温い思いは1mmも入っていなくて、「私はこう思っている!」という、自分の思いをこれでもかとぶつけてくるような作品ばかりだ。

「アノミー」と名付けられた新作も、やはりそのスタイルは一切変わらない。前作は「ワンルーム」というだけあって、一人の部屋で自分の内面と向き合ったり、産まれた意味を考えたりしているような、そんな印象がある。しかし、今回は、自分とその周りを描いた作品が多い。

タイトルの「アノミー」は、聞き慣れない言葉だが、簡単に言えば、モラルの低下で乱れた世の中ということだろうか。今作はそのタイトル曲が一曲目。社会に対してのテーゼもアンチテーゼもすべてぶちまけ、聴いた人に「どうなの?」と問いかける。毎日のニュースを見ていて、「なんでこんな事件がおきるんだろう?」と疑問に思うことが多々ある。例えば携帯サイトに受験問題を投稿してしまった人、女子学生を誘拐しようとした教師……etc.いったい何故こんなことになったのか。

曲を聴いていると、そんな社会の風景の中で、自分はどう生きているのかとふと考えてしまう。この1曲だけで心をガツンと拳で叩かれたような衝撃。「さくら」「理想の花」のように優しく胸に響く曲。でもやはり、そこはかとない切なさもあり。「ピアノ泥棒」がまた秀逸だ。元ピアノ弾きだった泥棒が、深夜に一人でコンサートをする……そんなショートムービーを見ているかのような曲だ。ポエトリーリーデーィングの要素が強い「おもろうてやがて悲しき東口」。そして、やはり、そんなモラルが低下して生きにくい世の中になっても、自分は生きていかなければいけないんだなと、勇気をもらう「この街で生きている」。どんな状況にあっても、悩みも悪もすべて呑み込んで、人は力強く生きていけるものだと、教えられているような作品である。
(大橋美貴子)

   ◆   ◆   ◆

amazarashiの新ミニアルバム『アノミー』。一足先に聴かせてもらった…ところ、前作、前々作同様、いやそれ以上に、またまた胸が激震した。

今回、特に私が揺さぶられたのは、6曲目「この街で生きている」だ。amazarashiにはめずらしくストレートなメッセージソングとも言えるこの曲。美しく澄んだメロディに乗せて、秋田ひろむの体温を感じさせるあたたかな声がこう歌う。“迷ったり 嫌になったり 先の見えない闇も 切り裂いた君に 一つでも 叶わない 願いなんてあるものか”“戦ってる相手は 疑う心だ つまり自分だ”

これを聴いた時、ふいに私の目からは大量の涙がこぼれ落ち、止まらなくなった。そして何度も繰り返し聴く中で思った。“やっぱり、あきらめるのはやめよう”と。

世の中には“ポジティブな応援ソング”が無数に存在する。が、元気な時ならともかく、元気のない時にそれらを耳にすると、嘘臭く聞こえ、もしくは自分以外のすべての人が立派に思え、いずれにしてもますます元気をなくすことが多い。けれど、amazarashiのこの曲は違った。伝えようとしてるメッセージは世の応援ソングと大きく違うわけではないのに、何が違うのか。それはこの曲の芯にあるものが、単なるポジティブではなく、ネガをくるりと反転させたポジであり、闇の深さを知り葛藤した上での想いだからだ。だから信じられたし、リアルな言葉として骨折寸前の心に響き、励まされた。音楽が持つ力の凄さを改めて全身で感じた1曲。

感動したあまり、つい1曲に文字数を裂いてしまったが、もちろん他の収録曲たちも素晴らしい。日々の虚無の中で愛の意味を問い、最後に放つ“救ってよ”という言葉が印象的な「アノミー」。世間一般の桜ソングとはキッパリ一線を画しながら、桜と過去の記憶を絡ませ、強烈なせつなさを残す「さくら」。どこかオー・ヘンリーを彷彿させる短編の中で人生の機微を浮かび上がらせる「ピアノ泥棒」ほか、どれもamazarashiにしか表現し得ない全6曲。

ちなみにタイトルチューンの「アノミー」はTBSドラマ『ヘブンズ・フラワー』の主題歌に決定。お茶の間にamazarashiの曲が流れたら、ドラマを観てた人はどんな衝撃を受けるだろう。それを思うとなんだかうれしくなる。どこにでもどんどん流れてほしい。いい曲は広く聴かれるべきだ。

ところで、今作でミニアルバム3枚、インディーズ時代の音源や未発表曲も含めれば、単純に曲数だけで言うならライヴももう十分できるはず。未だ謎が多い彼らだけに、ライヴでもっと彼らのことを知りたいと思うアノミーは高まるばかり(“アノミー”の使い方、これで合ってますか? ひろむさん)。

早くamazarashiのライヴが観たい アノミー アノミー
この素晴らしい曲たちを生でも体感したい アノミー アノミー
(赤木まみ)

amazarashi「アノミー」
2011.03.16 release
初回仕様+詩集封入
AICL2240 ¥1,529(tax in)
1.アノミー
2.さくら
3.理想の花
4.ピアノ泥棒
5.おもろうてやがて悲しき東口
6.この街で生きている

   ◆   ◆   ◆

尖った世界観が魅力のアーティストは、作品を作り続けることで成熟し、当初の魅力が薄れていくこともしばしば。でもこのamazarashiにはそんな心配は不要のようだ。社会学用語をタイトルにした「アノミー」の全6曲からは、現実に向き合い、聴く人にそれを突きつけていくという彼らの変わらぬ姿勢が伝わってくる。

冒頭のタイトル曲で彼らは、“終電後のホーム”や“風俗ビルの空き屋”に汚れた都会を見て、愛する理由も殺さない理由もなくなったと叫ぶ。このアノミー(社会崩壊による無規範な状態)にどう向き合うのか、リスナーにゆだねながらこのミニアルバムは幕を開ける。そして「ピアノ泥棒」では“ピアノを盗んででもこのくそったれ人生をやり直したい”ともがき、「おもろうてやがて悲しき東口」では大都会・新宿で感じた自分の弱さを見つめる。しかし最後には「この街で生きている」で“希望も苦悩も抱えてこれからも生きていく”と希望の光が差し込んでくる。

不満や怒りを持ち、もがき、絶望を感じても希望を見出して歩き出す。これは誰もが持つ“現実”そのものなのだ。だからリスナーはみんな心のどこかしらを揺さぶられ、共感させられてしまうのだろう。

そんな歌詞とともにamazarashiのサウンドのキーになるのがピアノだ。生のピアノは“歌わない”楽器だと言われているけれど、逆にそこを活かして感情を表現できる楽器。彼らはその使い方がうまい。冷酷で厳しい表情も、リリカルな感情も温かみも、ピアノで描き出している。

さらに、曲調が歌詞の世界と一体感を持っているのも見事なところ。抑えを効かせて始まり、サビでは言葉の感情とともに爆発的に盛り上がる。厳しい言葉が投げつけられているというのに、このサウンドの爆発はカタルシスとも言えるような爽快感さえ生む。しかし次の瞬間、突然のブレイクで虚を突かれ、リスナーは再び自分の現実と向き合わされる。このさじ加減も絶妙だ。自然な感情を自然に歌っているだけのようでいて、実は緻密に計算されているのかもしれない。

音楽としては決してとっつきにくいわけではなく、聴きやすさもある。だからすべての人に聴いてもらいたいが、聴きごたえはかなりのもの。心して聴いてもらいたい一枚だ。
(田澤 仁)

   ◆   ◆   ◆

そのあまりに文学的で反社会的、そして内向的な歌詞について言及されることの多いamazarashiであるが、では歌詞だけが楽曲のなかで突出しているのかというと、そうではないところがamazarashiの美点といえるのではないだろうか。

曲によって、そしてフレーズによってポエトリー・リーディング風、現代的なシャウト、また70年代フォーク的な字余り風と、さまざまな歌唱で特徴的な歌が唄われるが、そのバックを支える演奏と歌の調和が見事なのである。そこには、歌詞から単純に連想されるような暗く湿った趣は無い。あくまで爽やかで素直で美しい。

ピアノ、ギターの濁らない音色で奏でられる分散和音、ベースの音の選び方、ドラムスの奇をてらわないタイトなフレージング、そしてなんといってもアコギの効果的な入り方、どれをとっても歌詞におもねるのではなく、しっかりとした音を作りバックとして完成度が高い。

こういった刺激的で根源的な歌詞を唄うについて、その世界観に沿う重々しいバックだと、リスナーが辟易してしまうことが多い。それは過去の多くのバンドが陥ってしまった失敗で、“重い”“暗い”“難解”といった世界観が先走ってしまい、リスナー不在の自己満足に終わってしまうことがあった。

その点をうまくクリアしているのがamazarashiの卓越したところ。バックが必要以上の自己主張をしていない。といって単純なバック演奏に留まっていない。だからこそ、ヴォーカルが映える。言葉が立ち上がってくるのだ。清澄な音の上に立つ言葉の刃なのである。amazarashiが目指すロックの表現として、これほど理に適った手法はないだろう。

わかりにくい喩えで恐縮だが、70年代のプログレバンド、キング・クリムゾンの「ムーン・チャイルド」という楽曲があるが、その対比によく似ている。

歌詞の分析などは、他ライターさんにまかせて、言葉と演奏の紡がれ方を紹介してみた。リスナーの皆さんの感想はいかがだろうか。

さて、amazarashiのメインキャラクターであるテルテル坊主について。てるてる坊主とは、明日の天気を良くしてくれる法師の化身などではなく、明日の晴れのために捧げる“いけにえ”である、という説もある。amazarashiの世界観を如実に語っているようで興味深い。
(編集部 も)

amazarashi「アノミー」
2011.03.16 release
初回仕様+詩集封入
AICL2240 ¥1,529(tax in)
1.アノミー
2.さくら
3.理想の花
4.ピアノ泥棒
5.おもろうてやがて悲しき東口
6.この街で生きている

【関連記事】
◆amazarashi オフィシャルサイト
◆amazarashiオフィシャルmyspace
◆amazarashi Twitter
amazarashi、川島海荷初主演ドラマの主題歌に決定
amazarazhi、「夏を待っていました」PVが文化庁メディア芸術祭 優秀賞を受賞